2009年4月22日水曜日

宿題戦争

最近 うちの高校の先生方の間で、学生が宿題を出さないという愚痴をたびたび耳にします。 (私もその中の一人なのですが、、、。)極端な例だと、クラスの半数近くが出さなかったなんて話も。私のクラスの中にも何人か、常に出さない学生がいるのですが、保護者と話してみると、学生よりも保護者が頑張ってしまっている例が多いようです。 親としては 宿題を出さなければ成績は下がるし、子供をサポートしようと一生懸命なことは分かるのですが、”なんか変だぞ” と 思わずにはいられないのです。先生方の中には、諦めて宿題の数を減らし、そのかわりテストの比重を多くして 成績を出している人もいれば、締め切りなしでどんなに古い宿題も出せば採点し、点数をあげている人もいるようです。私のクラスでは宿題締め切り後、二日以内なら減点はされますが、一応点数をあげます。それ以降に提出された宿題は、ゼロ点として扱います。締め切りはクラスのウエブサイトと教室の掲示板に貼り出されますが、それでも、出さない学生が 後を絶ちません。 点数ゼロとコンピューターに入力したとたん成績が下がり、あわてて ”なんとかなりませんか?” と 駆け込んでくる学生もよくいます。

高校4年生 (こちらの高校は4年生まであるところがあります。)のYくんも その一人。 先日の三者懇談では お母さんが心配そうに相談をもちかけてきました。 “この子が宿題が終わるまで私も眠れないんです。毎日 宿題があるかどうか、本人と確認しているんですが、全然ないと言う日もよくあって。” どうやら、宿題が出ても、親には ”ない” と言う事も多々あるらしい。お母さんは すっかり 疲れきった様子。 まず、これは 誰の問題なのでしょうか? Y君の問題のはずなのに、Y君に問題意識がまるでありません。 お母さんの方が 頭を悩ませ、頑張りすぎているのは やはり おかしいことです。毎日 宿題があるかないか 子供にたずねる親御さんがよくいらっしゃいますが、そうすると 高校生にもなれば ”またか、、、。 とりあえず ないって いっておこう。” という気持ちが働くのも予想がつきます。 帰ってくるなり ”今日は宿題ないの?” と聞くより、たとえば一週間を振り返って、学習面では今週どんな点で頑張ったか、取り組み方で改善できる点はないか、などを聞いてみる方が 問題解決には効果的だと思います。改善の方法が分からない、と子供が言った時は、親の方でいくつか提案を出す事もできます。 選択肢を与えて、そのなかかからできることを選ばせ、実行するようしむけます。 それが実行できない気は、”共感” しながら、コンピューターの使用時間を制限するとか、部活の時間に制限を加えるなど、子供に不都合になる様なことを親として強いることも必要でしょう。 この時も、”罰” として、という口調ではないことが大切。子供の問題解決の能力を信じて、励ます様に伝えます。親は敵ではなく、常に”サポーター”であることを子供が知る事が大切です。

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