最近 うちの高校の先生方の間で、学生が宿題を出さないという愚痴をたびたび耳にします。 (私もその中の一人なのですが、、、。)極端な例だと、クラスの半数近くが出さなかったなんて話も。私のクラスの中にも何人か、常に出さない学生がいるのですが、保護者と話してみると、学生よりも保護者が頑張ってしまっている例が多いようです。 親としては 宿題を出さなければ成績は下がるし、子供をサポートしようと一生懸命なことは分かるのですが、”なんか変だぞ” と 思わずにはいられないのです。先生方の中には、諦めて宿題の数を減らし、そのかわりテストの比重を多くして 成績を出している人もいれば、締め切りなしでどんなに古い宿題も出せば採点し、点数をあげている人もいるようです。私のクラスでは宿題締め切り後、二日以内なら減点はされますが、一応点数をあげます。それ以降に提出された宿題は、ゼロ点として扱います。締め切りはクラスのウエブサイトと教室の掲示板に貼り出されますが、それでも、出さない学生が 後を絶ちません。 点数ゼロとコンピューターに入力したとたん成績が下がり、あわてて ”なんとかなりませんか?” と 駆け込んでくる学生もよくいます。
高校4年生 (こちらの高校は4年生まであるところがあります。)のYくんも その一人。 先日の三者懇談では お母さんが心配そうに相談をもちかけてきました。 “この子が宿題が終わるまで私も眠れないんです。毎日 宿題があるかどうか、本人と確認しているんですが、全然ないと言う日もよくあって。” どうやら、宿題が出ても、親には ”ない” と言う事も多々あるらしい。お母さんは すっかり 疲れきった様子。 まず、これは 誰の問題なのでしょうか? Y君の問題のはずなのに、Y君に問題意識がまるでありません。 お母さんの方が 頭を悩ませ、頑張りすぎているのは やはり おかしいことです。毎日 宿題があるかないか 子供にたずねる親御さんがよくいらっしゃいますが、そうすると 高校生にもなれば ”またか、、、。 とりあえず ないって いっておこう。” という気持ちが働くのも予想がつきます。 帰ってくるなり ”今日は宿題ないの?” と聞くより、たとえば一週間を振り返って、学習面では今週どんな点で頑張ったか、取り組み方で改善できる点はないか、などを聞いてみる方が 問題解決には効果的だと思います。改善の方法が分からない、と子供が言った時は、親の方でいくつか提案を出す事もできます。 選択肢を与えて、そのなかかからできることを選ばせ、実行するようしむけます。 それが実行できない気は、”共感” しながら、コンピューターの使用時間を制限するとか、部活の時間に制限を加えるなど、子供に不都合になる様なことを親として強いることも必要でしょう。 この時も、”罰” として、という口調ではないことが大切。子供の問題解決の能力を信じて、励ます様に伝えます。親は敵ではなく、常に”サポーター”であることを子供が知る事が大切です。
2009年2月16日月曜日
モンスターペアレント
最近、アメリカにいて オンラインで日本のドラマが見れる事を発見して 夜 寝る前に30分程楽しんでいます。 アメリカのホームドラマに比べて、状況設定がバラエテイーに富んでいるとのことで、うちのだんなも少しずつはまり込んでます。 タイトルを見ながら次に見るドラマを探していたところ ”モンンスターペアレント” と言うタイトルのドラマを発見。 ただのドラマのタイトルと思ったら、実は理不尽なクレームを学校につけてくる親を日本ではこう呼ぶのだ、ということを知りました。 ちょうど私も2学期の父母懇談の直前だったので、”モンンスターペアレント”が 来たらどうしようなどと、少し不安にさせられました。(お陰さまで、今回の父母懇談会も 実りのある有意義なものでした。)まあ、結局ドラマですから、多少誇張している部分もなきにしもあらず、とは思いますが、社会的現象としてこんな名前までついているんですから、実際増えている事は確かなんでしょうね。親は 子供に立ちふさがる すべてのものを ”悪”とみなし、その ”悪”を こっぱみじんに破壊するため、モンスターとなって戦う。 そんな親に育てられた子供は 無菌状態のかごに入れられた小鳥の様に 常に保護され、苦しみや,辛さを経験する事なく育ち、悪いのはいつも自分以外の人たち、自分はぜったい悪くない、という環境で成長する。”逆ギレ”とか”キレる”といったかたちで ちょっとした不満や苦境に耐えきれず、逆上する最近の多くの日本人が生まれてくる背景が見えてくる気がします。
以前、ラブエンドロジックの創始者 ジム フェイ氏の 講演の中で、母親が赤ちゃんに接する態度のちがいが、全く異なるメッセージを子供に送っていると話を聞きました。たとえば、寝かしつけたばかりの赤ちゃんがベビーベッドで泣いているとします。 Aのお母さんは、すぐに行って、抱き上げあやしながら泣き止むのを待つ。 Bのお母さんは 5分程して見に行き、おむつがぬれているなど特に泣く理由がない時は、優しく声をかけ、部屋を出る。ではAのお母さんのメッセージとは何でしょう? 確かに赤ちゃんには不機嫌にする何らかの理由があったのかもしれません。 しかし、それが大きな問題でない場合にあやすということは、ほんの少しのフラストレーションにも、他人に機嫌をとってもらわなければならない子供を育てるということです。親が判断して 何も健康上の問題がないと言う時は、優しく声をかけるだけで十分なのです。子供の不安を取り除いて、後は子供が自分で落ち着くまで待つだけでいいのです。 日本の実家に帰るたびに、友達や私の家族から、うちの子供たちは泣かない、と言われます。確かに 二人とも (5才と 3才)転んで膝小僧を擦りむいても、けんかをしても、泣く事は泣きますが、立ちなおりは早いと思います。 一緒に暮らしているとあまり気づきませんでしたが、生まれた時から、ラブエンドロジックの子育てを実践できたおかげで、少しは精神的に強い子供に育ってくれているのかな、と思ったりしています。
以前、ラブエンドロジックの創始者 ジム フェイ氏の 講演の中で、母親が赤ちゃんに接する態度のちがいが、全く異なるメッセージを子供に送っていると話を聞きました。たとえば、寝かしつけたばかりの赤ちゃんがベビーベッドで泣いているとします。 Aのお母さんは、すぐに行って、抱き上げあやしながら泣き止むのを待つ。 Bのお母さんは 5分程して見に行き、おむつがぬれているなど特に泣く理由がない時は、優しく声をかけ、部屋を出る。ではAのお母さんのメッセージとは何でしょう? 確かに赤ちゃんには不機嫌にする何らかの理由があったのかもしれません。 しかし、それが大きな問題でない場合にあやすということは、ほんの少しのフラストレーションにも、他人に機嫌をとってもらわなければならない子供を育てるということです。親が判断して 何も健康上の問題がないと言う時は、優しく声をかけるだけで十分なのです。子供の不安を取り除いて、後は子供が自分で落ち着くまで待つだけでいいのです。 日本の実家に帰るたびに、友達や私の家族から、うちの子供たちは泣かない、と言われます。確かに 二人とも (5才と 3才)転んで膝小僧を擦りむいても、けんかをしても、泣く事は泣きますが、立ちなおりは早いと思います。 一緒に暮らしているとあまり気づきませんでしたが、生まれた時から、ラブエンドロジックの子育てを実践できたおかげで、少しは精神的に強い子供に育ってくれているのかな、と思ったりしています。
2009年1月18日日曜日
親と子供、どちらが一生懸命考えていますか?
さて、前回 食事の時の悪ふざけについて書きました。その日の夕飯時はどうだったかというと、、、遊ばずに食べていました! とは言っても子供のこうした行動というのは たった一度対策を講じただけでなくなるというものではなく、それからもちょこちょこと 同じパターンにはまってしまっていますが、確実に減ってはきています。 本人たちも”悲しい結果”にならいよう、努力している様子。 わりと静かにふざけないで食べた時は、即ほめてあげる事も大切。その時も 『ママは嬉しい。』 というより、『うわー! きちんと座って食べて、大きくなったんだね。』と言って、本人の行動に注目するようにほめてあげます。 このテクニックは 私がラブエンドロジックのクラスで チャールズ フェイ氏のクラスをとっている時に学んだのですが、話を聞きながら なるほどなあと思いました。 確かに 『お母さんは 嬉しい。』とか『そんなことをして、お母さんは 悲しい。』などという言い方をしていると、”自分の為に” 良い選択をしよう、というより ”親の為に” してやろう(良い選択も悪い選択も)という 気持ちが子供のなかに出てきます。 これが十代になると 親のそうした気持ちの浮き沈みを 見たいが為に わざと非行に走る子供も出てくるんだそうです。 そうなると悪い事をしても、苦しみ悩んでいるのは親だけで、当の本人は全く問題意識がありません。親にとってはやりきれない状況に陥る結果となります。我が家の食事時の問題にもどりますが、子供達に分かって欲しい事は、悪い選択をすれば、何か悲しいことが後で起こる、という連想です。悲しい事があなたたちに起これば、ママもパパも嬉しくはないけど、実際、経験するのは結局あなたたちと言う事です。 無関心ということではなく、親として共感しながらあたたかく見守ってあげる、という事です。悲しい経験を繰り返さない為に、どうするか一所懸命考えなくてはいけないのは 子供本人でなくてはいけません。親がすべきことは、子供の能力を信じて、その経験を通して また一回り成長した子供を認めてあげることです。
2009年1月6日火曜日
心も身体もパーテイー気分?
ほとんどの学校が今日からはじまりました。私たちの生活も 全員7時起床の生活から、5時半起床に戻りました。休みがもっと続けば、、、と思いますが、日本の学校の先生方に比べると アメリカの学校の先生は休みがずっと多く、甘えた事は言っていられないと反省。 慣れとは怖いものです。 今日は息子のプレスクールの 今年 最初の日。 娘の幼稚園は 明日までお休みです。 二人ともまだクリスマス、お正月気分から抜け出していない様子。 最近 ねじの壊れたおもちゃの様に 悪ふざけがとまりません。 食事も二人を一緒にするとほとんど遊んでばかりで黙っていれば、1時間も食べています。 この傾向、冬休み中に悪化した気配。 なんとかしなければ、、、と考えているうちに、またお昼時がやってきました。予想通り食べることより 遊ぶのに夢中。 そこで こんな事を試してみました。『なんだか 遊んでばかりで 食べてないよね。ママ考えたんだけど 二人で一緒に食べると 遊んじゃうみたいだから、一人一人食べるしかないと思うんだけど。』 勿論反応は 『イヤダー!!』 『うーん いやだよね。二人で食べた方が楽しいもんね。ところで まいちゃんは 待っている間 二階で遊んでる? それとも お部屋?』(これ ラブエンドロジックでいう”子供に与える選択”ですね。) そう聞いている間も『イヤダ!』の連発。 ここで ラブエンドロジックの ”とにかく繰り返す”テクニックを使って、オウムの様に質問を繰り返しました。(これって結構効果的なんです。)5回ぐらい繰り返すと 『二階、、、』と答えを出しました。 そういう事で一人が遊んでいる間、もう一人が食べる。 食べ終わったら交代ということで今日のところは 問題解決。さて、注目すべき問題は今日の晩ご飯。 この経験から学んできちんと 食べてくれるか、それともまた悪ふざけに走るのか? そのあたり ちょっと結果が楽しみであったりします。 結果は次のブログで、、、。
2009年1月2日金曜日
穏やかな気持ちで子育てを
仕事、子育てに追われるうちに、あっという間に時が流れ、このブログを最後に書いてからこんなに長い時間が経ってしまいました。気がつくと新しい年、2009年の始まりです。 今年は抱負の一つは このブログを通じてもっと多くの人にラブエンドロジックを知ってもらう事。 細く、長く続けて行こう思います。 それから、去年よりもう少し肩の力を抜いて、私の日常のラブエンドロジックの実践を通して感じた事を気軽に、そして、ありのままに綴っていこうと思います。
日々ラブエンドロジックを実践して行く中で、去年 一番”難しいなあ” と思った事は、感情的にならない と言う事。 ラブエンドロジックのテクニックを実践するなかで、とても大切なことなのですが、これってすごく難しい。感情的になって怒れば、子供はなにが悪かったかと考える事より、”ママは悪い!”とか、”ママはいつも怒る!”とか そういう思考に走ります。でも親だって人間ですからね、大きな声で怒りたくなる時もあります。その度に、結果は惨めなもの。 そして、後悔だけが残るんです。 それで 最近こんなことを実践してます。 怒りたくなった時に、深呼吸。 なるべく穏やかな気持ちで、どうしなければならないかを伝える。 これができたときは、”ヤッタ!”と言う気持ちになるんです。 使うエネルギーの量も、全く違います。 子供の反応もずっと素直になります。今年も (今年こそ?)より穏やかな気持ちで子育てができるよう、ラブエンドロジックを実践していこうと思います。
日々ラブエンドロジックを実践して行く中で、去年 一番”難しいなあ” と思った事は、感情的にならない と言う事。 ラブエンドロジックのテクニックを実践するなかで、とても大切なことなのですが、これってすごく難しい。感情的になって怒れば、子供はなにが悪かったかと考える事より、”ママは悪い!”とか、”ママはいつも怒る!”とか そういう思考に走ります。でも親だって人間ですからね、大きな声で怒りたくなる時もあります。その度に、結果は惨めなもの。 そして、後悔だけが残るんです。 それで 最近こんなことを実践してます。 怒りたくなった時に、深呼吸。 なるべく穏やかな気持ちで、どうしなければならないかを伝える。 これができたときは、”ヤッタ!”と言う気持ちになるんです。 使うエネルギーの量も、全く違います。 子供の反応もずっと素直になります。今年も (今年こそ?)より穏やかな気持ちで子育てができるよう、ラブエンドロジックを実践していこうと思います。